奇抜(読み)キバツ

デジタル大辞泉 「奇抜」の意味・読み・例文・類語

き‐ばつ【奇抜】

[名・形動]
きわめて風変わりで、人の意表をつくこと。また、そのさま。「奇抜デザインの服」「奇抜着想
ひときわ優れていること。また、そのさま。
「そが最も斬新―なる芸術を」〈荷風訳・珊瑚集〉
[派生]きばつさ[名]
[類語]型破り奇矯エキセントリックとっぴ風変わり奇想天外異常異様奇異奇妙みょう面妖めんよう不思議不可解不審不自然奇怪奇態特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんけったいおかしいおかしな奇天烈きてれつ珍奇新奇珍妙奇警ファンシー突拍子もない言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的意表を突く奇をてらう度肝を抜く奇手トリッキー

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精選版 日本国語大辞典 「奇抜」の意味・読み・例文・類語

き‐ばつ【奇抜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 思いがけないほどぬきんでていること。珍しくすぐれているさま。
    1. [初出の実例]「道人作文、奇抜倜儻、不流俗人之言」(出典:南郭先生文集‐二編(1737)七・麻谷記)
  3. 思いもよらないほど風変わりなこと。人の意表をつくこと。とっぴであるさま。
    1. [初出の実例]「兎に角奇抜な考へである。只奇抜丈で役に立たないのが」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

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普及版 字通 「奇抜」の読み・字形・画数・意味

【奇抜】きばつ

思いもよらずすぐれる。〔世説新語文学林・許(詢)・謝(安)~王()の家に集る。~林先づじ、~七百許語を作る。敍致麗、才奇拔なり。

字通「奇」の項目を見る

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