奥健蔵(読み)オク ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「奥健蔵」の解説

奥 健蔵
オク ケンゾウ

明治・大正期の塩業技師 農商務省主税局専売技師課長。



生年
元治1年(1864年)

没年
大正12(1923)年6月20日

出身地
肥前国唐津(佐賀県唐津市)

旧姓(旧名)
牧野

学歴〔年〕
駒場農学校〔明治18年〕卒

経歴
明治18年農商務省に入り、翌年欧米視察。帰国後奥家をつぐ。23年水産調査所川崎大師河原塩業試験所に出仕、以後塩業部門を担当。31年塩業調査会委員となり、塩専売制を提唱。32年広島県松永と千葉県津田沼に塩試験場を開設、真空式、カナワ式製塩法などの研究開発を進めた。38年塩専売法が施行されると、主税局専売技術課長として塩業改善に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥健蔵」の解説

奥健蔵 おく-けんぞう

1864-1923 明治-大正時代の塩業技術者。
元治(げんじ)元年生まれ。肥前唐津藩(佐賀県)藩士の子。農商務省にはいり,明治23年より水産調査所の塩業部門を担当。中国,台湾を調査したのち,32年広島県松永と千葉県津田沼に塩試験場をひらいた。38年大蔵省主税局専売技術課長となる。大正12年6月20日死去。60歳。駒場農学校卒。旧姓は牧野。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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