奥旨(読み)オウシ

デジタル大辞泉 「奥旨」の意味・読み・例文・類語

おう‐し〔アウ‐〕【奥旨】

宗教学芸などの、奥深い意味。奥義おうぎ
輪説を好み珍しき所を求むるは、至極の―に至らざる時の事なり」〈連理秘抄

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精選版 日本国語大辞典 「奥旨」の意味・読み・例文・類語

おう‐しアウ‥【奥旨】

  1. 〘 名詞 〙 学問、宗教、技芸などの奥深い趣。おくぎ。極意
    1. [初出の実例]「僧二人出来、互以論義、初聞論法相之奥旨、誠難随喜之感涙」(出典中右記‐承徳二年(1098)一〇月一五日)
    2. 「又顕密の奥旨(アフシ)を尋るに」(出典:私聚百因縁集(1257)四)
    3. [その他の文献]〔柳宗元‐柳常侍行状〕

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普及版 字通 「奥旨」の読み・字形・画数・意味

【奥旨】おうし

奥義

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