女王バチ(読み)じょおうばち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「女王バチ」の意味・わかりやすい解説

女王バチ
じょおうばち

昆虫綱膜翅(まくし)目のミツバチ科やスズメバチ科の社会性ハチで巣の中心となる個体原則として1巣に1女王で、おもに産卵を行い、女王物質を分泌して働きバチの産卵を抑える。

松浦 誠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の女王バチの言及

【ローヤルゼリー】より

…ミツバチの孵化(ふか)後3日齢から13日齢ころまでの若い働きバチの下咽頭腺と上顎(じようがく)腺から分泌される乳白色で酸味を呈するホルモン様物質をいい,はちみつとはその成因・成分がまったく異なる。同じ有精卵から孵化した幼虫が,働きバチ乳とみつと花粉を与えられると働きバチに分化し,王乳のみを与えられると女王バチに分化する。女王バチは体重が働きバチに比べて2倍大きく,寿命が40倍も長い。…

※「女王バチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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