妖女(読み)ヨウジョ

デジタル大辞泉 「妖女」の意味・読み・例文・類語

よう‐じょ〔エウヂヨ〕【妖女】

妖婦」に同じ。
西洋民話に出てくる小妖精。また、魔法使いの女。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妖女」の意味・読み・例文・類語

よう‐じょエウヂョ【妖女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なまめかしく、美しい女。また、人をまどわすあやしい魅力をもつ女。妖婦。
    1. [初出の実例]「深山椿(みやまつばき)を見る度(たび)にいつでも妖女の姿を連想する」(出典草枕(1906)〈夏目漱石〉一〇)
    2. [その他の文献]〔曹植‐名都篇〕
  3. 西洋の民話に現われる小さな妖精。また、魔法使の女。魔女
    1. [初出の実例]「何か相談をやってゐた、三人の老いた妖女でした」(出典:春と修羅(1924)〈宮沢賢治〉谷)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android