…夫より年長の妻。同年の妻を含める場合もある。現在は夫が妻より年長であるのが一般であるが,初婚年齢が今より低かった時代には,一人前の女性として,主婦の能力にたけている姉女房が,それほど珍しくはなかったと考えられている。姉女房を指す民俗語は広くみいだされ,東京のアネニョウボウ,関西のオヒニョウボウ,沖縄のシイザトジ(シイザは年長,トジは主婦の意),東北のヘラマシなどいずれも年長を意味し,姉女房が一般的でなくなる過程においてこうした名称が顕在したと考えられる。…
…婚姻とは,社会的に承認された夫と妻の結合であり,この〈夫〉と〈妻〉の資格,役割については,それぞれの社会において独自の意味づけがなされている。この意味づけはときとしてひじょうにかけ離れているので,上記の広い定義にもう少し具体性をもたせようとすると,その定義からはずれてしまう事例が出てくる。たとえば,〈一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で,その間に生まれた子どもが嫡出子として認められる関係〉と定義すると,日本をはじめ多くの社会に通用する普遍性をもつように見えるが,人類社会全体を通して見ると,この定義に当てはまらない例がいろいろと出てくる。…
※「姉さん女房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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