精選版 日本国語大辞典 「姑」の意味・読み・例文・類語
しゅうと‐め しうと‥【姑】
こ【姑】
しうと‐め【姑】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
… 嫁が夫の家に入る嫁入婚においては,とくに嫁と夫の父母との関係がきわめて重要であり,また妻方への一時的訪婚をともなう婿入婚においては夫と妻の父母との関係も合わせて重要である。嫁入婚においてはとくに嫁と夫の父母,なかでも嫁と姑の関係は主婦権をもつ者とこれをやがて奪う者との関係であり,緊張関係が形成される。これはいわゆる嫁姑問題の背景をなすものではあるが,しかし構造的な関係であり当事者の意志とは一応関係がない。…
…日本社会で,一般に息子の妻をさして使われる語。自己の妻,あるいは新妻をさす場合もある。日本の婚姻は,個人よりも,家と家との関係でむすばれることが多く,配偶者の選択にあたっては家格のつりあいが重視された。嫁入婚の場合,女は婚出して夫の両親とともに生活することが多く,男の妻としての嫁よりは,家の嫁,夫の両親との関係における嫁としての意味が強かった。つまり日本の〈家〉制度のもとでは,嫁は夫婦関係よりは,むしろ家長夫婦であるしゅうと,しゅうとめに仕える従属的な親子関係が必要とされ,このことは嫁入儀礼がしばしば夫婦盃よりは,嫁と夫の親との盃事を中心に展開されていることにも示されている。…
※「姑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新