威張る(読み)イバル

デジタル大辞泉 「威張る」の意味・読み・例文・類語

い‐ば・る〔ヰ‐〕【威張る】

[動ラ五(四)]威勢を張って偉そうにする。えばる。「部下に―・る」「手柄を―・る」
[可能]いばれる
[類語]おごる付け上がる高ぶるうぬぼれる誇る自慢思い上がるおのぼれる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る威張り散らす反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう矜持倨傲きょごう自負自負心自賛自嘆自任自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

え‐ば・る【威張る】

[動ラ五(四)]いばる」の音変化。
「公言して―・ってるんだからね」〈漱石明暗

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精選版 日本国語大辞典 「威張る」の意味・読み・例文・類語

え‐ば・る【威張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「いばる(威張)」の変化した語 ) 他に対して、強そうな、また、偉そうな態度を示す。いばる。
    1. [初出の実例]「公然醜業婦の看板を掲げてるものさへ威張(ヱバ)って伯爵侯爵馬車の合乗の出来る社会だ」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵破調)

い‐ば・るヰ‥【威張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 威勢をはる。強さを見せつける。偉そうにする。りきむ。えばる。
    1. [初出の実例]「馬士が乗りゃ馬もいばると合点して」(出典:雑俳・芥子かのこ(1716‐36))

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