娑婆世界(読み)シャバセカイ

デジタル大辞泉 「娑婆世界」の意味・読み・例文・類語

しゃば‐せかい【×娑婆世界】

娑婆1」に同じ。
「―の思ひ出にとて」〈平家・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「娑婆世界」の意味・読み・例文・類語

しゃば‐せかい【娑婆世界】

  1. 〘 名詞 〙しゃば(娑婆)法華義疏(7C前)〕
    1. [初出の実例]「娑婆世界の思出にとて、高野の金堂に曼陀羅を書かれけるが」(出典:平家物語(13C前)三)

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世界大百科事典(旧版)内の娑婆世界の言及

【娑婆】より

…サハーは,本来大地を意味するが,釈尊がこの大地の上に生まれたことから〈釈尊の世界〉〈この世〉の意味になったと考えられる。それゆえ,娑婆は正しくは娑婆世界Sahā‐lokadhātuである。一方,これとは別に,堪忍(たんにん),能忍とも,雑会(ぞうえ)とも訳されている。…

※「娑婆世界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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