子に過ぎたる宝なし(読み)こにすぎたるたからなし

精選版 日本国語大辞典 「子に過ぎたる宝なし」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 に=過(す)ぎたる[=勝(まさ)る]宝(たから)なし

  1. 子は人間最上の宝である。
    1. [初出の実例]「只人の身には子に過ぎたる宝なし」(出典:康頼宝物集(1179頃)上)
    2. 「子に過ぎたる宝なしとて、泪(なみだ)をながし袖をしぼらぬはなかりけり」(出典平家物語(13C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

ことわざを知る辞典 「子に過ぎたる宝なし」の解説

子に過ぎたる宝なし

子は人間の最上の宝である。どんな宝も子には及ばない。

[類句] 子に勝る宝なし/子は第一の宝

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android