デジタル大辞泉 「存分」の意味・読み・例文・類語 ぞん‐ぶん【存分】 [名・形動]物事を思いどおりにすること。満足のゆくまですること。また、そのさま。「存分に楽しむ」「存分な活躍を期待する」「思う存分歌う」[名]1 考え。思い。「我々が―には、命を限りにいざやただ、近衛殿へ参りつつ」〈仮・恨の介・下〉2 恨み。意趣。「此の―を申さずには置くまい」〈虎寛狂・縄綯〉[類語]十分・思うさま・良く・みっちり・みっしり・篤とくと・万万ばんばん・十二分・フル・自由・自在・随意・任意・ランダム・無作為・恣意・不羈ふき・勝手・気まま・心任せ・わがまま・好き・自分勝手・手前勝手・身勝手・得手勝手・好き勝手・気随・気任せ・ほしいまま・奔放・自由自在・縦横・縦横無尽・意のまま・思いのまま・思い通り・フリー・フリーダム・リバティー・求めて・奮って・積極的・自発的・能動的・意識的・主体的・意図的・意欲的・精力的・自主的・活動的・好んで・進取・前向き・わざわざ・わざと・強いて・たって・ことさら・乗り気・進んで・我勝ち・我先・我も我も・喜んで・喜ぶ・しゃかりき・しゃにむに・どしどし・アクティブ・アグレッシブ・ポジティブ・自ら・手ずから・直直じきじき・直接・直接的・直じかに・身を以て・ダイレクト・故意・作為・作為的・未必の故意・あえて・えいやっと・我劣らじと・わざとらしい・止やむに止まれぬ・及ばずながら・献身的・強気・強引・押して・努めて・曲げて・断固・断然・思い切って・伸のるか反るか・思う存分・力一杯・精一杯・率先・果敢・惜しみない・意気込む・本腰・本腰を入れる・入れ込む・ひたむき・野心満満・活発・快活・精彩・元気・動的・ダイナミック・エネルギッシュ・エナジェティック・脂あぶらが乗る・水を得た魚うおのよう・建設的・肯定的・発展的・計画的・情熱的・熱狂的・熱情的・白熱的・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・ホット・バイタル・バイタリティー・生き生き・溌剌はつらつ・生生せいせい・ビビッド・腰を入れる・もりもり・盛ん・鬱然・澎湃ほうはい・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・沸沸・むくむく・みなぎる・みなぎらす・溢あふれる・燃え上がる・沸き上がる・沸き立つ・込み上げる・たぎる・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・気を吐く・肩肘かたひじ張る・勢い込む・気張る・張り切る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・したり顔・自慢顔・自慢たらしい・胸を張る・得意満面・得意顔・有頂天・意気揚揚・鬼の首を取ったよう・欣喜雀躍きんきじゃくやく・意気が揚がる・どや顔・手柄顔・天狗になる・見得を切る・大見得を切る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「存分」の意味・読み・例文・類語 ぞん‐ぶん【存分】 〘 名詞 〙① 思い。考え。意見。[初出の実例]「此理あるを仲弓不悟して、我存分を云」(出典:応永本論語抄(1420)雍也第六)② 意趣。うらみ。遺恨。[初出の実例]「あれへまいつて、身共がぞんぶんを申さう」(出典:虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初))③ ( 形動 ) 思うままに行なうこと。思い通りにすること。じゅうぶんなさま。[初出の実例]「Zonbunni(ゾンブンニ)、または、ママニ イタス」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))「此子を存分(ゾンブン)になさるるか」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)「見るべき光景は全部見て存分に楽しんだのだ」(出典:明日への楽園(1969)〈丸山健二〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by