安泰(読み)アンタイ

デジタル大辞泉 「安泰」の意味・読み・例文・類語

あん‐たい【安泰】

[名・形動]無事でやすらかなこと。また、そのさま。安穏あんのん。平穏。「国家安泰を願う」
「此―な境遇に慣れて」〈漱石・彼岸過迄〉
[類語]安全無事平安安寧あんねい安穏あんのん小康安心確実無難無害大丈夫穏やか平穏平らか温和事無しセーフティー無毒

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精選版 日本国語大辞典 「安泰」の意味・読み・例文・類語

あん‐たい【安泰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 無事で安らかなこと。危険、心配などのないこと。安寧(あんねい)。安穏。安康。平穏。
    1. [初出の実例]「衆庶悦予、万邦安泰」(出典:山密往来(1373)青陽一三日)
    2. 「武家の安泰(あんタイ)万世に及ぶべしとこそ存じ候へ」(出典太平記(14C後)二)
    3. [その他の文献]〔斉書‐扶南国〕

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普及版 字通 「安泰」の読み・字形・画数・意味

【安泰】あんたい

やすらか。危難を免れて無事であること。〔易林、井之恒〕倒懸(たうけん)(逆さにつるす刑)を解釋して、國安泰なり。

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