宗教画(読み)シュウキョウガ

デジタル大辞泉 「宗教画」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐が〔シユウケウグワ〕【宗教画】

宗教上の目的で描かれた絵画。礼拝図像や、宗教に関連した人物・事跡・伝説などを題材としたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宗教画」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐がシュウケウグヮ【宗教画】

  1. 〘 名詞 〙 宗教上の事跡、伝説、人物などを題材とした絵画。宗教に関する絵。
    1. [初出の実例]「普通の寺によくある斯の宗教画は大抵模倣(うつし)模倣で」(出典破戒(1906)〈島崎藤村〉一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宗教画の言及

【バロック美術】より

…まず,プロテスタントは教会に聖像を置くことを禁じ,聖母,聖人の崇拝をも含むカトリックの教義の多くを否定し,人文主義のもたらした道徳的態度を糾弾した。この結果,プロテスタント諸国では,非宗教画,すなわち世俗的主題が黄金時代を迎え,他方では,公式的ドグマから分離した内面的,近代的信仰画の図像が形成されることとなった。一方,この粛清(しゆくせい)はカトリック側の芸術にも深刻で永続的な影響を与えた。…

※「宗教画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android