定紋(読み)ジョウモン

デジタル大辞泉 「定紋」の意味・読み・例文・類語

じょう‐もん〔ヂヤウ‐〕【定紋】

家々で定まっている正式の紋。おもて紋。また、個人がきまって用いる紋。

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精選版 日本国語大辞典 「定紋」の意味・読み・例文・類語

じょう‐もんヂャウ‥【定紋】

  1. 〘 名詞 〙 家々できまっている紋。それぞれの家で用いる紋。また、その人がきまって用いる紋。家紋。⇔替紋(かえもん)
    1. [初出の実例]「朝倉名字中を始、年始之出仕之上着、可布子、并各同名定紋を可付」(出典朝倉孝景条々(1471‐81)英林壁書七条)
    2. 「梨子地の塗長持に定紋(デウモン)を付て、四季寝道具ととのえて」(出典:浮世草子好色一代男(1682)五)

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世界大百科事典(旧版)内の定紋の言及

【紋章】より

…ある特定の図案を用いて,個人,一家,一族,団体,結社などを表徴する標識。紋章という呼称は近代になってからのもので,古くは〈家紋〉〈家の紋〉〈定紋(じようもん)〉〈紋じるし〉〈紋所〉などと称していたが,このうち〈家紋〉は厳密にいえば武家の紋のみに用いられた呼称である。団体や結社に用いられるものは記章,バッジと呼ばれることも多く,各種のシンボルマークもこれに近い。…

※「定紋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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