宝殿(読み)ホウデン

デジタル大辞泉 「宝殿」の意味・読み・例文・類語

ほう‐でん【宝殿】

神宝や奉納品を入れておく建物宝物殿
神をまつる建物。神殿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宝殿」の意味・読み・例文・類語

ほう‐でん【宝殿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神宝、奉納品などを納めておく建物。たからどの。
    1. [初出の実例]「造替正殿、宝殿及外幣殿」(出典延喜式(927)四)
  3. 神仏のやしろ。本殿本堂
    1. [初出の実例]「宝殿臨空構、梵鐘入風伝」(出典:懐風藻(751)和藤江守詠裨叡山先考之旧禅処柳樹之作〈麻田陽春〉)
    2. 「宝殿を造(つ)くて、微妙(めでたく)(かざり)て」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
    3. [その他の文献]〔梁簡文帝‐大法頌序〕
  4. 立派な宮殿
    1. [初出の実例]「懸智鏡於心台、甞醍醐于宝殿」(出典:性霊集‐七(835頃)為葛摂津参軍設先考忌斎願文)
    2. [その他の文献]〔趙孟頫‐宮中口号詩〕

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