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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
種子を播(ま)いて発芽させることであるが、普通は繁殖の方法を区別するときに用いる用語である。挿木や取木のように植物体の一部分を用いて殖やす栄養繁殖(無性繁殖)に対し、実生は有性繁殖である。実生繁殖は主として樹木の苗木、接木(つぎき)用台木の大量生産に利用されるほか、果樹、花木、林木の品種改良にも用いられるが、開花までに長い期間を要する。
種子は樹種により保存できるものと、すぐに播く(取り播きともいう)ものに区別できる。発芽条件には水分、温度、酸素などが大きく関係するが、種子によっては好光性(明るくないと発芽しない)のものと嫌光性のものがある。一定期間低温や高温を受けないと発芽しにくいものもある。また果肉のあるものは水洗いをして除去しないと、発芽の遅れやそろいが悪いことが多い。なお草花、野菜などは普通、実生とはよばず、種子播き、播種(はしゅ)という。
[堀 保男]
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