客観描写(読み)キャッカンビョウシャ

デジタル大辞泉 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃ〔キヤククワンベウシヤ〕【客観描写】

対象をあるがままに、作者主観を加えずに描き出すこと。自然主義文学で多く試みられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃキャククヮンベウシャ【客観描写】

  1. 〘 名詞 〙 作家の主観を交えないで対象を観察し、あるがままに描写するもの。自然主義文学において多く試みられた。かっかんびょうしゃ。
    1. [初出の実例]「荷風の後年の花柳社会への沈淪を示す客観描写とともに」(出典:前期自然主義文学(1949)〈瀬沼茂樹〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android