家業株(読み)かぎょうかぶ

精選版 日本国語大辞典 「家業株」の意味・読み・例文・類語

かぎょう‐かぶカゲフ‥【家業株】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「株」は、営業上または職業上の特権のこと ) 先祖代々の職業として許された営業権。売買貸借の対象とされた。
    1. [初出の実例]「親の代より譲請(ゆづりうけ)し家業株(カギャウカブ)、町屋敷・諸道具・衣類なんどを押し流され」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android