寂地峡(読み)ジャクチキョウ

デジタル大辞泉 「寂地峡」の意味・読み・例文・類語

じゃくち‐きょう〔‐ケフ〕【寂地峡】

山口県東部、寂地山に源を発したにしき川の支流宇佐川最上流の寂地川が刻む峡谷。十八滝と呼ばれる長さ3.5キロメートルの犬戻いぬもどし峡と5か所の滝が連続して落下する長さ1キロメートルの竜ヶ岳峡の2峡谷からなる。西中国山地国定公園一部

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「寂地峡」の意味・わかりやすい解説

寂地峡
じゃくちきょう

山口県東部、錦(にしき)川の支流宇佐川源流の寂地山地にある峡谷。岩国市錦(にしき)町内に属す。西中国山地国定公園の一部で、羅漢山(らかんざん)県立自然公園の中心をなす。犬戻(いぬもどし)峡の十八滝もよいが、とくに花崗(かこう)岩の岩壁斜面100メートルの間を7か所の滝が連続して落下する竜ヶ岳峡がよく知られる。駐車場やキャンプ場も整備され、夏の観光客が多い。錦川鉄道錦町駅からバスの便がある。

三浦 肇]


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