寄生蠅(読み)ヤドリバエ

デジタル大辞泉 「寄生蠅」の意味・読み・例文・類語

やどり‐ばえ〔‐ばへ〕【寄×蠅】

他の昆虫寄生するハエヤドリバエニクバエなど。
双翅そうし目ヤドリバエ科の昆虫の総称。体は暗色淡色斑紋があり、毛深い。剛毛の目立つものを針蠅はりばえとよぶこともある。日中、花に集まるものが多く、幼虫は他の昆虫に寄生。アメリカシロヒトリに寄生するブランコヤドリバエに寄生するカイコノウジバエなど。きせいばえ。

きせい‐ばえ〔‐ばへ〕【寄生×蠅】

ヤドリバエ別名

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精選版 日本国語大辞典 「寄生蠅」の意味・読み・例文・類語

やどり‐ばえ‥ばへ【寄生蠅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やどりばい」とも ) ハエ(双翅)目ヤドリバエ科および近縁の科の寄生性のハエの総称。中形から大形のハエで、イエバエに似ているが、全身に強毛がはえている。幼虫はウジ形で、チョウ目・バッタ目・コウチュウ目の幼虫や成虫に寄生し、害虫天敵となるものが多い。きせいばえ。〔日本昆虫学(1898)〕

きせい‐ばえ‥ばへ【寄生蠅】

  1. 〘 名詞 〙やどりばえ(寄生蠅)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「寄生蠅」の解説

寄生蠅 (ヤドリバエ)

動物。ヤドリバエ科の昆虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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