寓居(読み)グウキョ

デジタル大辞泉 「寓居」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐きょ【×寓居】

[名](スル)
一時的に身を寄せること。また、その住まい。仮住まい。仮寓
「其お寺と親類で、其処に―して居るのを幸いに」〈福沢福翁自伝
自分の家をへりくだっていう語。
[類語]仮住まい仮寓うち家屋屋舎おくしゃ住宅住家じゅうか住居家宅私宅居宅自宅きょ住まい住みかねぐら宿やどハウス尊敬お宅尊宅尊堂高堂貴宅謙譲拙宅弊宅陋宅ろうたく陋居陋屋ろうおく

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精選版 日本国語大辞典 「寓居」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐きょ【寓居・偶居】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仮に身を寄せること。また、その住居。かりずまい。僑居(きょうきょ)。寓。
    1. [初出の実例]「我来此村里寓居半月余」(出典:東帰集(1364頃)寓居粟船里寄白雲庵不聞)
    2. 「太郎は父の寓居に在て終日無聊」(出典:小学読本(1884)〈若林虎三郎〉四)
    3. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕
  3. 自分の住居を謙遜(けんそん)していう語。

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普及版 字通 「寓居」の読み・字形・画数・意味

【寓居】ぐうきよ

旅のかりずまい。〔晋書、孫恵伝〕惠、口訥(とつ)なり。學を好み、才り。州辟(め)すも就かず、(せう)・沛(はい)のに寓居す。

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