陸軍軍人、元帥(げんすい)。山口県出身。陸軍大将・首相寺内正毅(まさたけ)の長男。1899年(明治32)陸軍士官学校、1909年(明治42)陸軍大学校卒業。第五師団長、台湾軍司令官などを経て、1936年(昭和11)3月、二・ニ六事件の直後に陸相候補となり、自由主義的と目された入閣予定者の排除を要求して広田弘毅(ひろたこうき)新内閣の組閣に干渉。同内閣の陸相に就任したのちも軍部の政治介入を強力に推進した。翌1937年1月には、衆議院で軍部を批判する政友会の浜田国松(はまだくにまつ)との間に「腹切り問答」を展開して政党と正面衝突し、このため広田内閣は総辞職に追い込まれた。その後、1941年には南方軍総司令官となって南方作戦を指揮し、敗戦後サイゴンで死亡。
[吉田 裕]
『上法快男編『元帥 寺内寿一』(1978・芙蓉書房)』
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化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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