封侯(読み)ホウコウ

デジタル大辞泉 「封侯」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう【封侯】

諸侯に封じること。また、封土を与えられて諸侯の列に連なること。

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精選版 日本国語大辞典 「封侯」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう【封侯】

  1. 〘 名詞 〙 諸侯に封ずること。とりたてられて、諸侯の列につらなること。また、その人。
    1. [初出の実例]「李将軍之苦戦殊績、不封侯」(出典本朝文粋(1060頃)三・論運命〈大江朝綱〉)
    2. 「未封侯(ホウコウ)の賞非ずして、剰(あまつさえ)有功の人を誅せんとす」(出典:太平記(14C後)二八)
    3. [その他の文献]〔史記‐衛将軍伝〕

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普及版 字通 「封侯」の読み・字形・画数・意味

【封侯】ほうこう

諸侯として封ずる。諸侯。〔史記、項羽紀〕(沛公)勞して功高きこと此(かく)の如し。未だ封侯の賞らずして、細に聽き、功の人を誅せんと欲す。此れ秦の續のみ。

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