射界(読み)シャカイ

デジタル大辞泉 「射界」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かい【射界】

光の届く範囲。光のさす場所
「与三は角灯の―を避けて」〈木下尚江良人の自白
弾丸の届く範囲。射撃できる範囲。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「射界」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かい【射界】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 光のとどく範囲。光のさす場所。
    1. [初出の実例]「与三は角燈の射界(シャカイ)を避けて、横を向いて居るのである」(出典良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
  3. 弾丸のとどく範囲。また、射撃のできる範囲。
    1. [初出の実例]「パサルギン岬半島、及ポスフォール海峡砲台の射界を避けたる位置より」(出典:東京朝日新聞‐明治三七年(1904)三月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android