小弟(読み)ショウテイ

デジタル大辞泉 「小弟」の意味・読み・例文・類語

しょう‐てい〔セウ‐〕【小弟/少弟】

[名]幼い弟。また、自分の弟をへりくだっていう語。「―をどうぞよろしく」
[代](小弟)一人称人代名詞年長者に対して、自分をへりくだっていう語。
[類語](愚弟舎弟/(小生不肖愚生手前拙者

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精選版 日本国語大辞典 「小弟」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ていセウ‥【小弟・少弟】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. しょうし(小師)〔文明本節用集(室町中)〕
    2. 年少の弟。また、他人に対して自分の弟をへりくだっていうときにも用いる。
      1. [初出の実例]「交は高祖の少弟なり」(出典:史記抄(1477)七)
      2. [その他の文献]〔木蘭詩〕
  2. [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称目上に対して自己をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「小弟(シャウテイ)(はや)くより待ちて今にいたりぬ」(出典:読本・雨月物語(1776)菊花の約)

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