小櫛(読み)こぐし

精選版 日本国語大辞典 「小櫛」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぐし【小櫛】

  1. 小櫛〈渓斎英泉画〉
    小櫛〈渓斎英泉画〉
  2. 〘 名詞 〙 女の差櫛の一種。江戸末期、江戸下町の長屋婦女前髪や鬢(びん)にさした三寸(約九センチメートル)くらいの黄楊(つげ)製のもの。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

お‐ぐしを‥【小櫛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 櫛。また、小さな櫛。
    1. [初出の実例]「志賀の海人(あま)海藻(め)刈り塩焼き暇無み髪梳(くしげ)の小櫛(をぐし)取りも見なくに」(出典万葉集(8C後)三・二七八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む