小浜代遺跡(読み)こばまだいいせき

日本歴史地名大系 「小浜代遺跡」の解説

小浜代遺跡
こばまだいいせき

[現在地名]富岡町小浜 小浜代

富岡川河口北岸に発達した相双丘陵地上に立地する。七世紀後半から九世紀頃に営まれた寺院跡と考えられる。昭和四四年(一九六九)から三年間調査された。掘立柱建物跡、掘込基壇をもつ礎石建物跡などに伴い、重弁六葉蓮華文鐙瓦・重弧文宇瓦・瓦製猿形土製品・唐宋銭・羽口・奈良三彩陶・土師器須恵器などが出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android