尖塔(読み)セントウ

デジタル大辞泉 「尖塔」の意味・読み・例文・類語

せん‐とう〔‐タフ〕【×尖塔】

頂部が鋭くとがった形の塔。
[類語]タワー鉄塔塔屋五重の塔

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精選版 日本国語大辞典 「尖塔」の意味・読み・例文・類語

せん‐とう‥タフ【尖塔】

  1. 〘 名詞 〙 屋根先端がとがって、高く突き出た建物。先のとがった塔。
    1. [初出の実例]「大伽藍深林の間に聳え、高龕巍峨、尖塔屹立」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)
    2. [その他の文献]〔仇遠‐道場山詩〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尖塔」の意味・わかりやすい解説

尖塔
せんとう
spire

とがった屋根をもつ塔。特にロマネスクおよびゴシックの聖堂建築にみられ,13世紀イギリスでは八角錐の尖塔 broach spireが発達した。アミアン大聖堂パリノートル・ダム大聖堂のように身廊翼廊の交差部に尖塔 (フレッシュ ) を建てる例も多い。バットレス (扶壁) の上の小尖塔はピナクル pinnacleと呼ばれる。

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