就いては(読み)ツイテハ

デジタル大辞泉 「就いては」の意味・読み・例文・類語

ついて‐は【就いては】

[接]前に述べた事柄から、次に述べようとする事柄が起こるか、または必要となる旨を示すときに用いる語。したがって。よって。それだから。「会議を行います。就いては午前10時に御参集ください」
[類語]ひいてそれからそしてそうして次いでして次にひいてはそれ故だから従ってよって故にすなわちですからその上それにてて加えてあまつさえ更にかつまたなおかつおまけに加うるにのみならずしかのみならずそればかりかこの上それどころか

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精選版 日本国語大辞典 「就いては」の意味・読み・例文・類語

ついて‐は【就は】

  1. 〘 接続詞 〙
  2. 先行の事柄のために、後行の事柄を必要とする旨を示すときに用いる。そのため。それだから。
    1. [初出の実例]「以来は懇親にお交際(つきあひ)したい。就ては酒を一献酌まうではないか」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉大阪修業)
  3. 先行の事柄の結果、後行の事柄が起こることを示すときに用いる。その結果。したがって。それで。
    1. [初出の実例]「世が段だん開けて〈略〉就いては商人の仕事も追々繁昌になる」(出典:交易問答(1869)〈加藤弘之〉上)

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