尻を絡げる(読み)シリヲカラゲル

デジタル大辞泉 「尻を絡げる」の意味・読み・例文・類語

しりから・げる

着物の後ろの裾をまくり上げて、その端を帯などに挟む。「―・げて踊る」
[類語]尻端折しりはしょしりっぱしょり尻絡げ尻を端折る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尻を絡げる」の意味・読み・例文・類語

しり【尻】 を=絡(から)げる[=引(ひ)き絡(から)げる]

  1. 着物の裾(すそ)をまくりあげて、端を帯にはさみこむ。〔伊京集(室町)〕
  2. ( 転じて、その走りやすい姿から ) 早々に逃げ出す。
    1. [初出の実例]「聖人も父母の国を尻(シリ)引からげて去り給ふは」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

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