屈従(読み)クツジュウ

デジタル大辞泉 「屈従」の意味・読み・例文・類語

くつ‐じゅう【屈従】

[名](スル)相手の力を恐れ、仕方なくその言いなりになること。
時運未いまだ至らずむなしく斯国に―せり」〈竜渓経国美談
[類語]陥落落城敗走潰走帰服帰順服従忍従降伏降参投降負けるギブアップかぶとを脱ぐシャッポを脱ぐ敗れる敗戦負け戦敗北敗退完敗惨敗大敗惜敗やられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服ひざを屈するひざをかがめる軍門に降る

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精選版 日本国語大辞典 「屈従」の意味・読み・例文・類語

くつ‐じゅう【屈従】

  1. 〘 名詞 〙 権力や力の強い者に、自分意志をまげて従うこと。屈伏。〔哲学字彙(1881)〕
    1. [初出の実例]「或るときは反抗を以て、或るときは屈従(クツジュウ)を以て遇せられてゐる」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉七)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐文苑張升伝下〕

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普及版 字通 「屈従」の読み・字形・画数・意味

【屈従】くつじゆう

屈服。〔後漢書、文苑下、張升伝〕其の相ひ合ふは、則ち傾身結し、窮賤を問はず。如(も)し其の志好に乖(そむ)くは、王大人と雖も、(つひ)に屈從せず。

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