展色料(読み)てんしきりょう(その他表記)vehicle

翻訳|vehicle

日本大百科全書(ニッポニカ) 「展色料」の意味・わかりやすい解説

展色料
てんしきりょう
vehicle

塗料印刷インキにおける塗膜構成成分と添加剤および溶剤の三成分からなった液状成分をいう。展色剤、ビヒクルともいう。塗料や印刷インキは着色のために顔料または染料が混入されるが、この着色料以外の液状成分のことである。塗膜構成要素としては乾性油、加工乾性油、合成樹脂、天然樹脂、セルロース誘導体が用いられ、添加剤としては可塑剤、乾燥剤(硬化剤)、顔料分散剤、乳化剤、増粘剤、皮張り防止剤、殺虫殺菌剤などがある。溶剤としては炭化水素系、アルコール系、エステル系、ケトン系、セルソルブ系、水系などがある。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む