履修(読み)リシュウ

デジタル大辞泉 「履修」の意味・読み・例文・類語

り‐しゅう〔‐シウ〕【履修】

[名](スル)規定学科課程などを習い修めること。「教職課程履修する」
[類語]修学学修受講必修専修専攻

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精選版 日本国語大辞典 「履修」の意味・読み・例文・類語

り‐しゅう‥シウ【履修】

  1. 〘 名詞 〙 習い修めること。規定された学科や課程を修得すること。
    1. [初出の実例]「履修の課目、学力の程度は文部省の定むる所、一般の尋常小学と異ならざるなり」(出典:風俗画報‐二七七号(1903)東京市鮫橋尋常小学校)

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大学事典 「履修」の解説

履修
りしゅう
completion of subjects

大学における履修は講義演習実験実習または実技授業科目に登録し,それぞれの授業を受け,試験に合格することによって完結する。それぞれの授業科目の単位数は一定の基準に従って大学学部ごとに決められている。1998年(平成10)の大学設置基準の改正により,eラーニングなど多様なメディアを利用して,授業を行う教室以外の場所で当該授業を履修することも可能になった。卒業論文,卒業研究,卒業制作等の授業科目については,これらの学修の成果をあげるために必要な学修等を考慮して単位数が決められている。新しい単位互換制度では,教育上有益と認めるときは,学生が大学の定めるところにより他の大学または短期大学において履修した授業科目について修得した単位を,60単位を超えない範囲で当該大学において修得したものとみなすことができる。この規程は,学生が外国の大学または短期大学に留学する場合,外国の大学または短期大学が行う通信教育を日本で履修する場合にも準用される。
著者: 小笠原正明

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