山もがし(読み)ヤマモガシ

デジタル大辞泉 「山もがし」の意味・読み・例文・類語

やま‐もがし【山もがし】

ヤマモガシ科の常緑小高木。暖地山中に生え、枝は紫褐色。葉は長楕円形で、互生。夏、白い小花を総状につけ、雄しべが長いので全体ブラシのように見える。実は楕円形で黒く熟す。材を家具などに使用かまのき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山もがし」の意味・読み・例文・類語

やま‐もがし【山もがし】

  1. 〘 名詞 〙 ヤマモガシ科の常緑小高木。本州の東海以西、四国、九州、沖縄の暖地に生える。高さ五メートル内外。葉は柄をもち、狭長楕円形で上半部の縁に鋸歯(きょし)がある。長さ五~一〇センチメートル。夏から秋にかけ、葉腋に白黄色の小さな四弁花を多数密生した長さ一二センチメートル内外の総状花序を出す。果実は長さ一センチメートルぐらいの楕円形の硬い液果で黒熟する。かまのき。かまうど。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android