山口辰之介(読み)やまぐち たつのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口辰之介」の解説

山口辰之介 やまぐち-たつのすけ

1832-1860 幕末武士
天保(てんぽう)3年生まれ。常陸(ひたち)水戸藩士。勅書返納阻止のため長岡駅にあつまったひとり。安政7年3月3日桜田門外に大老井伊直弼(なおすけ)を襲撃,重傷を負って自刃(じじん)した。29歳。名は正。
格言など】吹く風に此のむら雲を払はせてさやけき月をいつか見ましや(井伊襲撃の出発に際して)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android