山名氏清の妻(読み)やまな・うじきよのつま

朝日日本歴史人物事典 「山名氏清の妻」の解説

山名氏清の妻

没年明徳3/元中9(1392)
生年:生年不詳
南北朝時代武家女性。明徳2/元中8(1391)年に夫氏清が足利義満への謀反に失敗して戦死すると,息子2人は逃亡。その不孝を憤り自殺を図る。2度は押しとどめられたものの,その間も面会を求める2子を拒否し続け,ついに自殺を遂げたと『明徳記』は伝える。

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android