さん‐きょ【山居】
〘名〙
山中に住むこと、また、その
住居。やまずまい。
※
浮世草子・
武家義理物語(1688)四「いづれの僧にてもたのみ。長釼をもやめて、山居
(サンキョ)の心ざしもをこりしが」 〔
戦国策‐韓策・襄王〕
やま‐い ‥ゐ【山居】
〘名〙 山に住むこと。また、その
居所。
山住み。さんきょ。
※後撰(951‐953頃)恋二・六三二「あしびきのやまゐはすともふみ通ふ跡をもみぬは苦しきものを〈
大江朝綱〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「山居」の意味・読み・例文・類語
さん‐きょ【山居】
[名](スル)山中に住むこと。また、その住居。「山居して自然を友とする」
やま‐い〔‐ゐ〕【山居】
山に住むこと。また、その居所。やまずみ。さんきょ。
「あしひきの―はすとも踏み通ふ跡をも見ぬは苦しきものを」〈後撰・恋二〉
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山居
さんきよ
[現在地名]笠間市笠間
笠間城の南麓に位置する武家屋敷町。山居入口から入山居まで九町三六間(「里数改帳」茨城県歴史館蔵)。延享四年(一七四七)の山居の戸数は一九(「御家中屋敷并長屋割覚」笠間稲荷神社蔵)。弘化三年(一八四六)には山居では鍵奉行以上八戸、給人以上一六戸、徒士並以上二戸、坊主以上一戸で藩士三九名が居住し、入山居では給人以上一戸、徒士並以上四戸で藩士六名が居住した(「笠間名前帳」榎並家蔵)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
普及版 字通
「山居」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報