デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山村長太夫」の解説
山村長太夫(5代) やまむら-ちょうだゆう
元禄(げんろく)元年生まれ。3代山村長太夫の子(一説に養子)。元禄10年ごろ5代を襲名し江戸山村座の座元をつぐ。正徳(しょうとく)4年絵島・生島事件に連座して伊豆大島へ流され,山村座は廃絶。寛保(かんぽう)2年ゆるされて江戸にかえった。前名は山村七十郎。
山村長太夫(3代) やまむら-ちょうだゆう
初代山村長太夫の甥(おい)。2代の養子となり,岡村五郎左衛門(一説に五左衛門)と改名。寛文10年(1670)ごろ江戸山村座の座主をつぎ,3代を襲名した。なお3代を山村名義の初代とし,初代と2代を岡村名義とする説もある。初名は岡村七十郎。法名は常閑,半楽。
山村長太夫(2代) やまむら-ちょうだゆう
初代山村長太夫の子(一説に養子)。万治(まんじ)年間(1658-61)に父から江戸山村座の座元をうけつぎ,2代を襲名したという。初代と同一人物とする説もある。前名は山村長兵衛。
山村長太夫(初代) やまむら-ちょうだゆう
寛永19年(1642)江戸木挽(こびき)町に山村座を創設した。正保(しょうほ)元年開設とする説もある。前名は山村小兵衛(一説に岡村長兵衛)。