山程(読み)ヤマホド

デジタル大辞泉 「山程」の意味・読み・例文・類語

やま‐ほど【山程】

[副]たくさんあるさま。「仕事が山程ある」
[類語]たんまりしこたまたくさん多く多い数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜいおびただしいいっぱいあまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり十二分に豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみ十分しっかりがっつり大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

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精選版 日本国語大辞典 「山程」の意味・読み・例文・類語

やま‐ほど【山程】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物がたくさんあること。また、非常に大きいさま、重要なさま。山のようにたくさん。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「そもそも唐糸が注進をば、山ほどにおぼしめす、此度のよろこびには、越後信濃を取らするなり」(出典:御伽草子・唐糸草子(室町末))
    2. 「山程な苦を品川はすてるとこ」(出典:雑俳・柳多留‐九(1774))
    3. 「言いたいことは郁治の胸にも清三の胸にも山ほどある」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉一七)

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