山羊（読み）ヤギ

デジタル大辞泉

やぎ【山^＝羊／野^＝羊】

偶蹄ぐうてい目ウシ科の哺乳類。家畜のものは、西アジア地方の岩山にすむノヤギを飼いならしたもの。ヒツジに似るが、首が長く、雌雄とも角をもつものが多く、雄はあごに長毛の房がある。一般に性質は温順で、群れをつくる。木の葉などを食べ、粗食でも飼える。乳・肉・毛を利用。
[類語]羊・綿羊・ラム・羚羊かもしか・羚羊れいよう

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

やぎ【山羊・野羊】

1. 〘 名詞 〙 ウシ科の家畜。肩高四〇～一〇〇センチメートル。ヒツジに似るが、首が長く、雄はあごひげをもつ。角の有無は品種によって異なるが形は鎌形で、らせん状とはならない。中近東に分布するパサン（ノヤギ）を原種として古くから家畜化され、品種が多く乳用・毛用・肉用に大別される。乳は特有のにおいをもつが滋養に富み、肉・毛はヒツジに劣る。草食性。体は強健で、飼育が容易なので世界各地で飼われる。乳用種では無角で白色のザーネン種、毛用種では、縮れた白色長毛でおおわれるアンゴラ種が代表的。やぎゅう。〔日本国考略（1523）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

山羊 (ヤギ)

動物。ウシ科ヤギ属に含まれる動物の総称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」