( 1 )「山茶花」の表記は中世後期に見られるが、当初は「さんざか」と読まれていた。「日葡」や「俳諧・毛吹草」などにその形がみえる。群書類従本「尺素往来」には「茶」の右に「サ」の音注が見えるが、「さんさか」という清音形の存在は不確実である。同書の東京大学国語研究室蔵本(室町時代写)には「茶」に「チャ」とあり、「さんちゃか」という読みがあった可能性もある。
( 2 )訛形「さざんか」は一七世紀から見える語形である。「書言字考節用集」では「サンザクハ サザンクハ」と、両形を挙げ、かつ「サンザクハ」を第一としているが、その後、「さざんか」が「さんざか」に取って代わった。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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