岩根(読み)イワネ

デジタル大辞泉 「岩根」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ね〔いは‐〕【岩根】

岩の根元
どっしりと根を据えた大きな岩。いわがね。いわお。
白雲のたなびく山を―踏み越えへなりなば」〈・四〇〇六〉
[類語]岩石巨岩磐石奇岩岩壁大石・奇岩怪石・一枚岩岩肌

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精選版 日本国語大辞典 「岩根」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ねいは‥【岩根】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 岩の根元。
  3. ( 「ね」は接尾語 ) 大きな岩。
    1. [初出の実例]「底津石根(いはね)に宮柱布斗斯理(ふとしり)」(出典古事記(712)上)
    2. 「風に散る紅葉はかろし春の色をいはねの松にかけてこそ見め」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

岩根の補助注記

「いわお」は高くそびえたつ大きな岩、「いわね」はどっしりと安定した大きな岩をいう。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「岩根」の解説

岩根 (イワガネ)

学名Villebrunea frutescens
植物。イラクサ科の落葉低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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