川島(岐阜県)(読み)かわしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「川島(岐阜県)」の意味・わかりやすい解説

川島(岐阜県)
かわしま

岐阜県南部、羽島郡(はしまぐん)にあった旧町名(川島町(ちょう))。現在は各務原市(かかみがはらし)の南西部を占める一地区。1956年(昭和31)町制施行。2004年(平成16)各務原市に編入。旧川島町域は、木曽(きそ)川の中州の島にあたり、約200種の野鳥が観察される豊かな自然が残る。対岸一宮(いちのみや)毛織物工業都市(愛知県)と関係が深く、撚糸(ねんし)業などの繊維工業が行われる。工業製品出荷額は県下屈指地位を占めるが、誘致された製薬工業による割合がとくに大きい。近年は近隣の市や愛知県へ通勤する者が増え、尾張(おわり)方面との関係がいっそう目だつ。

[上島正徳]

『『ふる里川島』(1976・川島町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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