川崎 寿彦(読み)カワサキ トシヒコ

20世紀日本人名事典 「川崎 寿彦」の解説

川崎 寿彦
カワサキ トシヒコ

昭和期の英文学者 名古屋大学文学部教授。



生年
昭和4(1929)年4月8日

没年
平成1(1989)年4月18日

出生地
東京都中野区

学歴〔年〕
京都大学文学部英文科〔昭和28年〕卒,ウィスコンシン大学大学院〔昭和33年〕博士課程修了

学位〔年〕
文学博士

主な受賞名〔年〕
中日文化賞(第39回)〔昭和61年〕,芸術選奨文部大臣賞(第38回・昭62年度)〔昭和63年〕

経歴
大学卒業後、フルブライト留学生としてウィスコンシン大学、ケンブリッジ大学に留学。昭和34年帰国。52年名古屋大学文学部教授となり、文学部長などを歴任庭園と各時代の政治・思想とのかかわりを研究、文明論記号論に優れた業績を残した。著書に「マーヴェルの庭」「庭のイングランド―風景の記号学と英国近代史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎 寿彦」の解説

川崎寿彦 かわさき-としひこ

1929-1989 昭和時代後期の英文学者。
昭和4年3月30日生まれ。52年名大教授。アメリカの新批評の方法によって英文学を研究。詩人ジョン=ダンマーベルの研究から近代英文学における庭の精神史関心よせ,「庭のイングランド―風景の記号学と英国近代史」を刊行。63年「森のイングランド―ロビンフッドからチャタレー夫人まで」で芸術選奨。平成元年4月18日死去。60歳。東京出身。京大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「川崎 寿彦」の解説

川崎 寿彦 (かわさき としひこ)

生年月日:1929年3月30日
昭和時代の英文学者。名古屋大学文学部教授
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android