… このほか,工芸に対して美術と同じ価値原理を求める運動がおこったことも,日本にしかみられない現象である。大正末ごろから,工芸品においても作者の個性的表現を重視すべきだとする主張がおこり,彼らの作品は〈工芸美術〉とよばれ,おもに帝展で発表された。伝統的な工芸品のかたちをモティーフとしてとりいれたにすぎないそれらが,比較的容易に工芸として認知されたことの前提には,工芸を外面的特徴によって識別しようとする社会的通念があったからである。…
※「工芸美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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