市街(読み)シガイ

デジタル大辞泉 「市街」の意味・読み・例文・類語

し‐がい【市街】

人家商店が建ち並んでいる地域。まち。
にぎやかな通り。ちまた。

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精選版 日本国語大辞典 「市街」の意味・読み・例文・類語

し‐がい【市街】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人家や商店が密集した地域。まち。
    1. [初出の実例]「出島の位置は一方長崎の市街に対し幅三十尺許の溝ありて各相隔るなり」(出典:日本風俗備考(1833)二〇)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新昌新居詩〕
  3. 町の通路。にぎやかな通り。ちまた。
    1. [初出の実例]「即ち上下議院の宏壮、龍動府(ろんどんふ)市街の繁昌車馬の華美」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

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デジタル大辞泉プラス 「市街」の解説

市街

1931年製作のアメリカ映画。原題《City Streets》。ダシール・ハメットの書き下ろし脚本によるハードボイルド・ロマンス。監督:ルーベン・マムーリアン、出演:ゲイリー・クーパー、シルビア・シドニー、ポール・ルーカスほか。

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普及版 字通 「市街」の読み・字形・画数・意味

【市街】しがい

街なみ。

字通「市」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の市街の言及

【トーキー映画】より

…28年,エイゼンシテイン,プドフキン,グリゴリー・アレクサンドロフ(1903‐83)の3人の連名で,〈トーキーのモンタージュ論〉ともいうべき〈トーキーに関する宣言〉が発表された。そして,それを具体化したソビエト最初の長編トーキーであるニコライ・エック(1902‐59)監督の《人生案内》(1931)がつくられ,フランスではルネ・クレールが《巴里の屋根の下》(1931)で新しいトーキー表現を開拓し,アメリカではルーベン・マムーリアンが《市街》(1931)で音を映画的に処理し,ドイツではG.W.パプストが《三文オペラ》(1931)で新しい音楽映画の道を開いた。 その後,トーキーの技術的進歩・改善がつづき,第2次大戦後の磁気録音テープ,ワイド・スクリーンの副産物としての立体音響の登場など,トーキー映画は数々の発明とともに問題を生んで,映画史を築いていくことになる。…

※「市街」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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