希書(読み)キショ(英語表記)rare book

デジタル大辞泉 「希書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【希書/×稀書】

なかなか手に入らない珍しい書物希覯本きこうぼん
[類語]希覯本珍書珍本

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「希書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【希書・稀書】

  1. 〘 名詞 〙 世間に流布していないで手に入れにくい書物。古写本古刊本、限定本の類。稀覯書(きこうしょ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「希書」の解説

希書

需要のある本であるが,古書籍市場でまれにしか入手できない珍しい本.珍本(ちんぽん),稀覯書(きこうしょ)ともいう.希書は残存部数の少なさだけで決まるのではなく,需要に対する希少性によって希書になる.図書館では希書はすべて貴重書として取り扱われるが,貴重書は希少でなくてもそれ自体非常に高額であることなどの他の条件を持つものである.希書は貴重書とともに,利用よりは保存重点が置かれ,別置して一般の資料と区別して特別の取扱をする.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android