希求(読み)キキュウ

デジタル大辞泉 「希求」の意味・読み・例文・類語

き‐きゅう〔‐キウ〕【希求/×冀求】

[名](スル)強く願い求めること。「平和を―する精神
[類語]渇望切望熱望待望願う求めるこいねが望む欲する念ずる念願願望希望庶幾切願熱願思う待ち遠しい待ちどお待ち望む待ちあぐむ待ちわびる待ち焦がれる待つ待ち構える待ち受ける控える待ち設ける待ち伏せる待ちあぐねる待ちくたびれる待ち明かす待ち伏せ待ちぼうけ待機心待ち鶴首かくしゅ満を持する手薬練てぐすね引く首を長くする爪を研ぐ身構える身構えスタンバイ控え待ち兼ねる一日千秋腕をさする腕をしびれを切らすそわそわ待てど暮らせど待ち切れない

け‐く【求】

願い求めること。ききゅう。
「仰ぎて見れば、法性の空晴れねど、―の霞さす」〈栄花・鳥の舞〉

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精選版 日本国語大辞典 「希求」の意味・読み・例文・類語

け‐く【希求・&JISF2CC;求】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「け」「く」はそれぞれ「希・悕」「求」の呉音。「けぐ」とも ) 願い求めること。ききゅう。
    1. [初出の実例]「上中雖復深妙難一レ知、猶是寄言故、悕求心有寄」(出典法華義疏(7C前)一)

き‐きゅう‥キウ【希求】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「希」は願う意 ) 願い求めること。希望。けく。
    1. [初出の実例]「真理よりも真理を希求する心」(出典:葬列(1906)〈石川啄木〉)
    2. 「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」(出典:日本国憲法(1946)九条)

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普及版 字通 「希求」の読み・字形・画数・意味

【希求】ききゆう

求める。

字通「希」の項目を見る

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