精選版 日本国語大辞典 「師団」の意味・読み・例文・類語
し‐だん【師団】
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戦闘・補給・管理・衛生など総合的な機能をもち、独立的に作戦を遂行しうる、陸軍の主要な職種(兵科)をひとまとめにした諸職種連合の部隊。陸上自衛隊では最大の編制部隊で、方面隊の基幹部隊として主要な作戦正面を担任する基本的な作戦部隊である。通常、少将ないし中将(陸上自衛隊では陸将)によって指揮される。近代的な師団制度は、フランス革命期、とりわけナポレオン1世によって確立され、世界の陸軍編制の基本となった。海空軍でも師団の語を用いることがある。師団の内容は、時代と兵器の進歩、戦争形態や国情などで変遷し、今日では歩兵師団、機械化歩兵師団、機甲(戦車)師団、砲兵師団、空挺(くうてい)師団、海兵師団、航空兵師団などがある。陸上自衛隊は13個師団(各3ないし4個普通科連隊基幹の12個歩兵師団と3個戦車連隊基幹の第7機甲師団)・2個混成団基幹の18万人体制を長くとってきたが、ソ連崩壊、ポスト冷戦などの戦略環境変化に対応し、1996年度(平成8年度)以降、師団改編(9000人から即応予備自衛官を含む約7700人へ定数減など)・旅団化などのスリム化、コンパクト化、効率化を実施し、9個師団・6個旅団基幹の16万人体制へと逐次移行している。
[中山敏雄]
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陸軍の常備兵団としての最大単位の部隊で,独立して作戦しうる戦略単位。1888年(明治21)5月に,それまでの各軍管を担当する鎮台を改編したもの。歩兵旅団2(歩兵連隊各2),騎兵連隊1,砲兵連隊1,工兵大隊1,輜重(しちょう)兵大隊1,師団司令部などから構成される。1937年(昭和12)の師団急増にともない,旅団2を歩兵師団司令部1,歩兵連隊3に改めた。平時には人員約1万人,戦時には約2万5000人の規模。宇垣軍縮から日中戦争まで師団数は17だったが,戦争開始から2年間で倍増され,第2次大戦の敗戦前には189個師団になっていた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…実力部隊である軍隊は通常,陸,海,空の三軍から成るが,国によってはこのほかに海兵隊をもち,かつてのソ連は防空軍,戦略ロケット軍を独立した軍種としていた。陸軍の諸兵科統合の基本作戦部隊は師団である。師団は歩兵(狙撃),戦車,機械化,空挺等の種類があり,山岳師団をもつ国もある。…
…王は兵1000人について砲6門を配備した。ナポレオン1世は,歩兵,騎兵,砲兵を統合して師団を編成し,師団を数個あわせて軍団とした。戦闘にあたっては砲兵を要点に集中し,火砲の威力を最大限に利用する戦術をとった。…
※「師団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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