師走比丘尼(読み)しわすびくに

精選版 日本国語大辞典 「師走比丘尼」の意味・読み・例文・類語

しわす‐びくに しはす‥【師走比丘尼】

〘名〙 (年の暮れはだれもが忙しくて、比丘尼相手にされないところから) おちぶれてみすぼらしい姿をした尼僧
※俳諧・炭俵(1694)上「浜迄は宿の男の荷をかかえ〈野坡〉 師走比丘尼の諷(うた)の寒さよ〈孤屋〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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